研究室に新しいDiskが二枚やってきた。
WD20ARS 2.0TB 5400RPM 32MB
このディスクはセクタが4kBなので以下のようにFormatする必要がある。
トラックあたりのセクタ数が8の倍数になるので書き込みが高速化する。
fdisk -H 224 -S 56 /dev/sdb
WDのチェックにはWESTERN DIGITAL DATA LIFEGUARD DIAGNOSTICSを使う。
CDから起動できるISOイメージもあるが、Windowsから実行できるものもある。
今回はDR-DOSでの起動が失敗したのでWindows上から実行した。
Short Testは2分ほどで終わるが、Zero Fillは5時間ほどかかる。
2台並列実行ができるのが救いかもしれない。
某掲示板のスレッドによると、
1. 電源を入れて温度が安定するまで放置 (室温次第、10分~2時間)
2. ShortTest (この時点の不良で以降の検査を省いて返品交換するならLongTest)
3. ゼロフィル
4. LongTest
5. OSでクイックフォーマットを実行してファイルシステムを作成、運用
このような順番でチェックするのが望ましいらしい。
チェックの内容
○Extended self-test / Long Test / ロングテスト
HDDのセルフテスト 全セクタ読み出し検査 原則的に既存データに影響なし 1TBで250分前後
○Conveyance self-test / Short Test / ショートテスト
HDDのセルフテスト 簡易検査 原則的に既存データに影響なし 3~5分
容量にかかわらずで検査が終わる
○Zero Fill / ゼロフィル / ゼロ埋め / 物理フォーマット(歴史的用語)
全セクタに書き込むので、未知の不良セクタがあっても自動代替される
既存パーティション・データ等はすべて消える
PCからHDD間に容量分のデータを送るのでLongTestと同等以上の時間を要する